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院長紹介
村野 実之 (むらの みつゆき)
消化器疾患の場合、体内で起こっている異常となるため、当然のことながら体の外からはわからず、異常の原因を自己判断することは容易ではありません。便秘や下痢の症状も、実は胃がんや大腸がんなどが起因していることも珍しくないため、症状が長引く場合は、一度内視鏡検査を検討してみてください。
30~40代は特に大腸疾患が多くみられる傾向があり、定期的な受診と検査が大切になります。検査に時間を割けないというビジネスマンも多いかと思いますが、お仕事で多忙な方にも無理なく検査を受けていただけるよう、クリニックの体制作りにも注力しています。ご出勤前の胃カメラ検査、土曜日の大腸カメラ検査も実施していますので、内視鏡検査に関するご相談等、お気軽にご連絡ください。
経歴
- 大阪星光学院高等学校卒業
- 平成4年大阪医科大学卒業
- 平成4年大阪医科大学 第2内科(消化器内科)入局
- 平成6年仙養会北摂総合病院
- 平成7年蒼生病院
- 平成8年大阪医科大学大学院 第2内科
- 平成12年大阪医科大学 第2内科 助手、New York University 分子病理学教室 留学
- 平成14年大阪医科大学 第2内科 助手
- 平成19年大阪医科大学 第2内科 講師(准)
- 平成23年大阪医科大学 第2内科 講師
- 平成23年むらのクリニック 院長(大阪医科大学第2内科 非常勤講師)
専門医・資格等
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
役職
- 大阪市中央区東医師会 会長
- 大阪府内科医会 理事
主たる専門分野
【臨床活動】
下部消化管疾患、特に炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory bowel disease)に対する診断と治療、OGIB
大腸腫瘍に対する内視鏡的診断
【研究活動】
IBDにおける治療粘膜再生機構の検討、線維化機構の解明
colitic cancerの実験モデル(炎症誘発発がんモデル)を用いた、発がん進展機構の病態解明や進展抑制効果
主たる所属学会
日本内科学会(認定内科医)、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本大腸検査学会、日本大腸肛門病学会、日本消化管学会、日本潰瘍学会、AGA、ASGE
研究会世話人
大腸疾患研究会、関西腸疾患研究会、大腸内視鏡検査法研究会、北河内炎症性腸疾患研究会、稀な腸疾患を勉強する会、大阪クローン病研究会、IBD club Jr West、IBDゼミ、K-腸疾患研究会
副院長紹介
村野 直子 (むらの なおこ)
内視鏡検査で発見できる多くの疾患の中でも、死亡率ランキングの上位を常にしているのが「大腸がん」です。コロナ禍での内視鏡検査の受診控えによる影響もあり、進行大腸がんの患者数が増加している傾向にあるといわれています。
胃がん、大腸がんの早期発見により、治癒率を高めることができます。内視鏡検査はそれらの消化器疾患の早期発見のみならず、例えば大腸ポリープが発見されればその場で切除することも可能です。
むらのクリニックは、内視鏡検査に抵抗感をお持ちの女性にも安心して検査を受けていただける環境作りに注力しています。女性の視点で、患者様のお悩みに向き合っていきますので、気兼ねなく当院までご来院ください。
当クリニックでは、女性患者様も気兼ねなく検査を受けられる環境整備に力を入れています。同じ女性視点でお悩みに寄り添いますので、ご遠慮なく当クリニックへご相談にいらしてください。
経歴
- 兵庫県立宝塚高等学校卒業
- 平成8年埼玉医科大学卒業
- 平成8年大阪医科大学第2内科(消化器内科)研修医
- 平成10年神戸労災病院 消化器内科
- 平成11年仙養会北摂総合病院 消化器内科
- 平成12年New York University分子病理学教室
- 平成13年The Mount Sinai Medical Center observationship
- 平成14年大阪医科大学第2内科 研究員
- 平成19年大阪医科大学一般内科 准助教
- 平成20年大阪医科大学第2内科 非常勤医師
- 平成23年むらのクリニック 副院長
専門医・資格等
- 医学博士
- 日本内視鏡学会専門医・指導医
- 日本内科学会認定内科医
主たる専門分野
【臨床活動】
下部消化管疾患、特に炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory bowel disease)に対する診断と治療、OGIB
大腸腫瘍に対する内視鏡的診断
主たる所属学会
日本消化器病学会(専門医、指導医)
日本大腸肛門病学会、日本消化管学会
ドクターズインタビュー
医師を志した理由を教えてください
院長
正直なところ私は、はじめ建築家志望で、医師を目指していたわけではありませんでした。でも進路や将来の職業をいろいろ考えた結果、人の役に立てる仕事として最終的に第2志望であった医学の道を進んだというのが理由です。積極的な選択ではありませんでしたが、大学でさまざまな分野を学ぶうちに消化器内科の奥深さにのめり込んでいき、現在に至っています。
副院長
私の場合は父が医師、母がカウンセラーをしていました。小学生のときに父が主治医だと話す友だちがいて、親は人を助ける仕事をしていると漠然と理解していたのだと思います。そんな両親の背中を見ながら育ってきたので、私も医師になりたいとスムーズに考えられました。
実際には医師になってからが大変で、結婚・出産・子育てとライフイベントを経験していくと、やはり何かを犠牲にしなければならないときがありました。そのときどきで何を優先するか選択しながらやってきて、それが必ずしも理想通りにはいかないときもありましたが、開業してみると主婦であること、母であること、そして医師であることを両立できて自分のライフスタイルを確立できたので良かったと思っています。
お互いの医師として尊敬できるところはありますか?
院長
副院長はとても丁寧で、自分が知らないこともよく知っています。仕事でも家でも自然に話ができますし、あまり意見がぶつかるということもないですね。お互い尊重できているのかなと思っています。
副院長
院長はおっとりしていて優しいし、医師としては、とても頼りになる方です。個人としては、お互いやり方や生き方は違うけどゴールは一緒だと思っています。特に患者への向き合い方とかですね。
大阪市中央区に開業された理由はなぜですか?
正直にいうと落下傘開業のようなところはありました。はじめは家の近くを探していたのですが、なかなか条件に合う物件もなかったです。そんなときに不動産会社に勤務する友人が紹介してくれたのが現在の場所です。
私たちの専門は潰瘍性大腸炎、クローン病など比較的若い世代に発生する疾患を扱っていて、対象になる可能性のあるビジネスマンが気軽に立ち寄れるというのもニーズに合致するのではないかと考えました。
日中に仕事をしている方にとって大きな総合病院や大学病院に通院するのは、ときとして困難です。でも身近な街中のクリニックで検査ができれば勝算はあると思いました。
クリニックとしては大きな病院との連携は大切ですから、広くコミュニケーションを取りながらface to faceで信頼関係を築いています。スムーズに受け入れてもらえれば、患者さんも早く手術や治療ができますからね。
この度、増設するとお伺いしました
はい、この10年多くの患者さんを見ていて、ニーズに応える環境作りが重要だなと思いました。というのも、今は患者さんが増えたことで待ち時間や予約待ちが多くなり、緊急の内視鏡検査にも対応できない状態になってしまっているからです。
また大腸検査の患者さんが周りの目を気にせず安心して受けられるプライベートな空間も必要だと感じていたので、増設に踏み切りました。
具体的には最新・最先端の設備を導入して大腸の前処置室を完全個室にする予定です。ほかにも大学病院・基幹病院の内視鏡専門医や指導医とも連携をとっているので、多くの方を受け入れられると考えています。もう設計は済んでいて、工事も着工しています。
患者さんと接するときに気をつけていることはありますか?
院長
どんな小さなことでも見逃さないように気をつけています。たとえば内視鏡検査にしても、私たち医者にとっては日々の仕事の一つですが、患者さんにとっては1年とか数年に1回の大切な検査です。
そんな大事な機会だから、しっかり見ないといけないなと思っています。また前回と同じような写真があっても、「石橋を叩いて渡る」ように慎重に何度も見ます。紹介状があっても、それを鵜呑みにするのではなくゼロから患者さんと向き合うようにもしていますね。
また私たちのところに来る患者さんは42~43歳のビジネスマンが多いですが、消化管の疾病は10年後、20年後も含めた長いスパンでの診察・治療が必要です。診察してそのまま、検査してそのままではなく回復までしっかり見届けます。
副院長
私が心がけているのは患者さんとのコミュニケーションですね。こちら側の一方通行にならないよう、できるだけ多く話をしてもらい、そこから何かヒントが得られないか観察しています。
もちろん患者さんのなかには、特に女性に多いのですが、すぐには打ち解けてくれません。一回の診察では無理なので、次回の診察、また次の診察につながるように進めます。その手段の一つとして薬の処方を行うときもあります。別に患者さんを呼び込むためではありませんよ(笑)だって中途半端な状態で患者さんを放っておけないじゃないですか。そういう理由です。
医師になってよかったなと思うことを教えてください
副院長
私はこれまで診てきた患者さんや一緒に働いてきたスタッフさんたちからよく手紙をいただきました。ときどき読み返すのですが、皆さん「ありがとう」とか「よく頑張ったね」という言葉を書いてくださっています。自分を評価してくれる方がいるなら、それに見合う医師にならなくては、と自分を奮い立たせています。とても励みになっていますね。
あと、早期ガンを発見した患者さんが手術後に私のところに戻ってきてくれるのも嬉しいです。報告に来てくださる方もいれば、術後のフォローをお願いに来てくださる方もいます。どちらにしても、自分が診ていた患者さんが元気になって戻ってきてくれるのは、医師としてこれ以上の喜びはありません。
休みの日は何をされていますか?
院長
ゴルフを年に数回するくらいですね。忙しくて土日もバタバタしていることが多いので、今は時間が取れたら何かをするというより、リフレッシュのためにのんびり過ごすようにしています。
副院長
私は、仕事の後にウォーキングをしています。1日1万歩くらいです。休みの日は料理をしたり、絵を描いたり、何か無心になれるものが好きですね。頭にきたときはイライラをぶつけるためにひたすらキャベツの千切りをしたこともあります。ストレス解消になりました(笑)
病院へ行くのを後回しにしている方・病院を怖いと思われている方へ
院長
働いている方は、みなさん忙しいし、病院は敷居が高い、通院するのも大変と感じる方が多いです。ちょっとした不調では、なかなか来院するきっかけにならないと感じています。なので、まずは相談に来てほしいですね。たとえば会社健診や住民健診などを受けて、その結果を見て何か分からない項目がある、または気になる判定があるといった感じでしょうか。診察というよりは、気楽にアドバイスを受けるつもりで来院していただけたらと思います。
病気は早期発見が何よりも大切です。ささいな症状や不安感があるだけでも相談を受けますし、必要であれば負担にならない範囲での検査も提案しています。
恐縮ですが、女医のよくあるイメージとは違って、すごく話しやすいですね
副院長
逆に、女医さんは怖いというイメージを持つ方も多いのですか(驚)確かに、実際うちに来院して「院長先生がいい」と指名された患者さんがいました。たまたま私が診たら、次は「副院長でもいいです」といってもらえたのでやっぱり怖いと思われていたのかな(笑)
医師という仕事は男性の割合が多く、命を扱う責任があるので、女性がやっていくには強い意志が必要です。だからほかの医師に負けないよう、きつい性格になってしまう方もいます。特に大学病院などで実績を上げたい方は大変でしょう。
私は開業していますし闘争とは無関係ですが、やっぱり医師を続けていくには勉強やアップデートも必要だし、院長先生やほかの医師には負けたくないという思いはあります。ただ本来は怠け癖があるので、追い詰められたり目標を持ったりしないとだらけてしまいます。そういうのが態度に出ちゃって、きついイメージにならないのかもしれませんね(笑)
特に女性の方へ「胃腸カメラは痛い」というネット情報で不安にならないでいただきたいです
副院長
私たちのクリニックに来院する患者さんのうち、特に女性に多いのですが「胃腸カメラは痛い」と誤解されている傾向があります。これはネットにある情報を拾って体験した方の話を鵜呑みにしてしまうからだと思うのですが、ごく一部の意見だと理解していただきたいです。というのも、辛い思いをしたからネットに書き込むのであって、辛くなかったから書き込むという方は少ないと私は考えています。
うちでは胃腸カメラは極細タイプを使っていますし、痛みの少ない経鼻挿入を行っています。事前に十分すぎるほど説明を行ったり不安がなくなるまでお話をお伺いしたりしているので、スタッフさんには「まだ?」と思われることも少なくありません(笑)でも私は、患者さんの不安を解消してから検査に臨むべきだと考えているので、スタッフさんにどう思われても、患者さん優先です。要望にも対応しますので安心してくださいね。
患者さんへメッセージ
副院長
ささいなことでも何か感じたら相談に来てください。私たちのクリニックでは、専門分野を間違えて診察に来た患者さんも拒否したことはありません。
あと、健康診断の結果について相談も受け付けています。健康診断は結果が送られてくるだけなので、素人判断で放置する方も多いのですが、実は陰性の結果でも病気が隠れていることがあるのでとても大事です。何もなければ安心ですし、気になる点があれば別の検査のご提案もできますのでぜひ相談に来られてください。