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大腸ポリープができる原因
大腸ポリープは、大腸にイボのようなものができてしまう変病です。大きく「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分かれますが、このうち「腫瘍性ポリープ」を放置すると将来的にがんになるリスクが高まります。
大腸ポリープは40代以上に多いといわれていますが、明確な原因は分かっていません。遺伝子の異常に加え、飲酒や喫煙、食生活の乱れなど外的要因があると考えられています。
ポリープが小さいと症状が出ないため気づかないことがほとんどですが、大腸カメラで発見できればそのまま切除も可能です。早期発見・早期治療につながるため健康診断などで推奨されています。ポリープ切除の方法はいくつかありますが、代表的な手術名にはループ状の電気メスで切除するポリペクトミーというものがあります。
大腸ポリープ手術前後の食事
手術前
大腸ポリープの検査・手術の2~3日前から食事を調整することをおすすめします。油分や脂肪分が多い物、過度なアルコール類、乳製品などは控え、消化のよい食事を心がけてください。食物繊維なども腸に残りやすいため控えましょう。手術前日は夜8時までに夕食を済ませ、手術まで水分は水やお茶などを飲み、コーヒーやジュースなどは控えてください。
手術後
手術後はすぐに帰宅できますが、食事や水分補給は1時間程度おいてからにしましょう。まずは水を少しずつ飲み、問題なければ食事もできます。ポリープ手術後3日間は白粥、豆腐、ゼリーなど柔らかいものからはじめ、1週間程度は油ものやアルコール、刺激物を避けながら少しずつ、もとの食事メニューに戻していきましょう。便秘をしないように水分補給も大切です。
大腸ポリープ手術の注意点
大腸ポリープ手術は短時間ですが、術後2日間は自宅で安静にし、1週間は力仕事や出張、旅行などは避けてください。ポリープを切除して数日は便に混じって出血することがあります。切除後でも出血しなければお風呂も入れますが、出血がある場合はシャワーのみで様子を見ましょう。激しい運動や性行為なども控えてください。
出血が止まらない、痛みが続くときは必ずクリニックに連絡のうえお越しください。
大腸ポリープの切除は健康保険の対象です。また生命保険のプランによっては生命保険も支払われますが、大腸検査は対象外となりますのでご注意ください。点数や費用を含めほかにも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。