胃炎・胃がん

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胃炎/胃がんとは

胃炎/胃がんとは

胃炎は、胃の内壁を守る粘膜が炎症を起こす病気です。原因はさまざまで、放置すると胃潰瘍や胃がんのリスクを高めるため、早期発見と適切な治療が重要です。胃炎は大きく分けると「急性胃炎」と「慢性胃炎(萎縮性胃炎)」の2種類があります。

「急性胃炎」は、飲み過ぎ・食べ過ぎ、過度のストレスなどで急激に起こり、胃痛や吐き気などの症状があります。何日で治るかは個人差がありますが、だいたい2~3日で回復します。「慢性胃炎」は長期にわたって炎症が続く状態で、胃のむかつき、みぞおちや背中の痛み、食欲不振などがみられます。ただしピロリ菌の感染も考えられるため、その場合は別に検査が必要です。

 

胃炎には、細菌やウイルスなどによる感染性胃腸炎もあり、下痢や嘔吐、発熱などを伴います。

胃がんは、胃の粘膜に悪性腫瘍が発生する病気です。胃がんは胃炎から生じることも多く、慢性胃炎のように胸焼けや不快感などが長期化する場合は検査することをおすすめします。胃がんは進行すると胃の周りに広がり増えていくのが特徴です。防止するためには早期発見・早期治療が極めて重要ですが、進行しても自覚症状が出ない場合があるため定期的に検査を行うことが大切です。

胃炎/胃がんの検査・治療法

胃炎の場合は、状態に合わせて胃の調子を整える薬を処方します。

急性胃炎では中耳炎や胃潰瘍など似た症状があるため識別し、ピロリ菌の感染が疑われる場合は必要に応じて検査・除菌治療をおこないます。慢性胃炎の場合は薬のほかに生活習慣や食生活にも関わるため、生活指導を介して様子をみます。

投薬でも改善が見られない場合は、内視鏡検査によって炎症の状態を確認します。内視鏡検査によってがんが発見されても、初期段階であれば検査時に切除することが可能です。一方で進行している場合は、入院し外科的手術または抗がん剤治療が必要です。

胃炎/胃がんの予防法

胃炎/胃がんの予防法

胃炎は食べ物が関係することが多いため、生活習慣を改善することから始めます。胃炎によい食べ物は、塩分控えめで消化によい物です。栄養バランスのよいメニューを心がけ、コーヒーや刺激の強い香辛料などは控えてください。またアルコールの飲み過ぎや喫煙、ストレスの貯めすぎも注意が必要です。

胃が痛む、胸焼けするときは市販薬を服用してみて、症状が改善されない場合は無理をせずに受診しましょう。

ピロリ菌検査や除菌治療も、胃炎や胃がんの抑止力になる可能性があります。胃がんの完全な防止は難しいですが、早期発見・早期治療につながるよう定期的に検診を受けることが何よりも大切です。胃炎や胃がんは胃痛や吐き気などに加え、胃酸の酸っぱい臭いが口臭として強く出ることがあります。

                                                胃が悪いときに口臭が気になる場合は、ぜひクリニックにご相談ください。

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